浜松城公園内にある家康公の像は、兜印の歯朶を手に現在も浜松を見守っているかのような雰囲気。
城や砦を防御するためにその周囲に積み上げた石垣。浜松城では、天守曲輪のほか、清水、西端城、作左の3つの曲輪がありました。
家康が駿府城に隠居したおり、紀州から献上されたみかんの木から接木したものが植えられています。
公園の北側に位置する風情ある日本庭園。せせらぎの池や小さな滝もあり、散策に最適です。
以前この地にあった動物園のタイワンリスが、お城の石垣に巣穴を作り、数キロ四方に分布しています。
野生のタイワンリス
年度が替わって「浜松城公園花マップ」も装いも新たに「浜松城公園花散策」として生まれ変わります。
浜松城公園を季節ごとに彩る花たちを巡る散歩道、近くて遠い知らなかった見どころと出会えるかも!
楽しみ方もいろいろです。
「アセビ(馬酔木)」
花は壷形をしていて白色と紅色があります。
葉を煎じて殺虫剤にも使われています。
場所:日本庭園南門付近
「アセビ(馬酔木)」
花は壷形をしていて白色と紅色があります。
葉を煎じて殺虫剤にも使われています。
場所:日本庭園南門付近
「ツワブキ」
秋から冬にかけて、
キクに似た一重の黄色い花を咲かせます。
古くから庭園の下草などに植えられています。
日本の気候にも合って病虫害も少なく、
つきあいやすい植物です。
場所:天守閣周辺
「ランタナ」
和名は七変化(シチヘンゲ)
微妙に違った色の花を咲かせる、
まさに“七変化”実におもしろいです。
「 シロハギ」
ミヤギノハギの園芸種で野生種は存在しません。
萩といえば紫を思い浮かべますが白花も清楚で素敵です。
場所:浜松城公園前交番側 入口付近
「百合(ゆり)」
風に揺れる「ゆる(揺)が変化して「ゆり」になりました。
リヒテンシュタインの国花でもあります。
場所:せせらぎ池北西斜面
「臭木(くさぎ)」
葉っぱや木から薬品の臭いがします。
花自体は甘い香りです。
場所:駐車場
「オニユリ」
オニユリ、コオニユリ、ヤマユリの3種類は、
鱗茎(ユリ根)を食用として栽培されています。
鱗茎は葉が多肉化したもので薬用としても広く
知られています。
どんな味なんでしょう (^v^)
「アベリア」
別名「はなぞのつくばねうつぎ」
甘い香りで車道の脇によく植えられています。
ここも窓越しに児童プールが見えます。
この時期はあちらこちらで花が咲き始め、
いろんな「はなすがた」を見せてくれる浜松城公園。
では“花ウォッチング”スタートです。「ネムノキ」
展望広場で刷毛にも似た紅色の花を発見!
夜になるとゆっくりと閉じる葉っぱが
まるで眠るようなので「ねんねの木」
「眠りの木」
そして「ネムノキ」に。
「ハンゲショウ」
庭園池には白ペンキをべったりと塗ったような葉っぱが。
これは虫を誘う必要から進化したのでは、
と言われているらしい。
「半化粧」「半夏生」両方の名前で呼ばれています。
「アガパンサツ」
和名は「ムラサキクンシラン」派手さはないですが、
鉛色の梅雨空には冴えた色ですね。
冒険広場の北側出入口にそっと咲いています。
「ホタルブクロ」小高い山の斜面に何やら釣り鐘状の花が・・・
関東では(赤紫) 関西では(白)が多い花色
まさに「袋」形の花
英語では「bellfrower」 鐘の花といいます。
「ドクダミ」何やら強い臭気が・・・
ベトナム料理では魚料理に香草として生食され、
日本では天ぷらやドクダミ茶として利用されています ? ?五感の「見る」 「嗅ぐ」が刺激される散策でした!
気温もいつのまにか上がり夏日に近づく勢いです。
涼しさを求め風通しのよい作左の森へ。
そこで出会ったのが「ヤマボウシ」
なるほど比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえた訳が
わかります。
丸い花穂は坊主頭、4枚の白い花びらは白い頭巾に
それぞれ見立ててみると・・・
中央芝生広場西を流れるせせらぎ近くで、
路面になにやら白い花びらが。
果実を口にすると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)に
由来する「エゴノキ」の花でした。
ヤマボウシは上向きに、
エゴノキは下向きに咲く対照的な花達でした。
本日は浜松城公園の見どころのひとつでもある
庭園内を散策、初夏の散歩道です。
池周辺の水辺には黄色の「キショウブ」があちらこちらに。
明治時代にヨーロッパから輸入され
日本古来のものではないらしいです。
滝の近くには「ハコネウツギ」の花が、別名「ベニウツギ」。
最初は白で次第にピンク・赤色になっていくとのこと
楽しみですね!
滝や流れの水音と涼風、ホント癒されます!
このところ陽気も良く散策日和!
今日はどのコースで行きましょうか(^^)
まずは駐車場の「クレマチス」。
花びら6枚のものが「鉄線」(てっせん)、
8枚のものが「風車」(かざぐるま)と
呼ばれているようですね。
次に芝生広場を抜け展望広場下の園路で
「オンツツジ」
レンガ色の花がとても綺麗です。
ここでの眺めはおすすめですよ。
そのまま歩いて冒険広場へ。
緩やかな坂を下りて左手に「タニウツギ」
この花は田植えの時期に花が咲くことから
「田植え花」とも言われています。
新緑の中でのピンク色の花は本当に映えます。
そして子供広場へ着くとなんと「イペ」の花が・・・
ブラジルの国花で黄色の他に赤・白・紫・ピンクが
あるそうです。
この他に近くの松韻亭にはハナミズキ(白)と
ドウダンツツジもあって
撮影しながらの約50分コースでした。
“浜松城公園ミニ花博”まだまだこれからが本番
お越しくださいね。
天守閣下のフジの花、蔓(つる)は木などに上から見て
「右巻き」に巻きつきます。
山藤はそれとは反対に「左巻き」、これはどっちかな?
花はうすい紫色、お城によく合います。
芝生広場東の時計台広場にはヒラドツツジ
主に長崎県平戸市で栽培されてきた事からこの名前。
多くの種類(約300種)があります。
ゴールデンウィークには見応え十分ですよ。
駐車場に下りる所には
「白のハナミズキ」、
別名アメリカヤマボウシです。
少し行くと今度は
「紅のハナミズキ」 があって、
何かめでたい気持ちになります。
通称市役所通りで「八重桜」を観賞、
まだまだお花見です。
美術館側から作左の森への間は「ヤマブキ」です。
しなやかな枝が風にゆれる様子が届きますか。
「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」 松尾芭蕉
作左の森では「ミツバツツジ」がお出迎え。
3枚の葉を枝先に出すのが名前の由来、
鮮やかなピンク色にうっとりです。
展望広場を抜けるとそこには珍しい「シロヤマブキ」が!
浜松城公園、桜が終わっても1年中お花見が
できますよ\(^o^)/
子供広場近くでまっ黄色に咲く「タンポポ」
春先に活動する昆虫には黄色が良く見えるみたい
ですよ。
美術館近くに行くと何やら良い香りが
「ホウコウガマズミ」
丸くて可愛い花です。
作左の森から石舞台に下りる途中には
「シャガ」
花は一日でしぼんでしまいますが、
次々と花を咲かせていきます。